CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< October 2008 >>
ARCHIVES
病の起源『腰痛』
つい先日、NHKスペシャルというテレビ番組でやっていました。
ご覧になった方も多いと思います。

もっとも興味深かったのは、腰痛専門の研究を数十年続けられていた医師の、
『原因がはっきり診断できる腰痛は15%』という話しです。そして残りの85%は、
『原因不明、非特異的、非定型なもの』だと…

正直、「これ、よく放送できたなあ」と思ってしまいました。
腰の痛みが原因で、病院に通われている患者さんの85%は、原因が不明。
なぜ痛いのか、よくわからん。
ベテランのお医者さんが、そう言ってしまったわけです。

可能性として、何らかの心理的なストレスが筋肉の緊張を起こしてるのではないか、という説も語られていましたが、他のドクターからの反発がありそうです。
私としては、「なんて正直な先生なんだろう」と感心しましたが。

そう考えてみると、腰痛治療のために整形外科などで、牽引し、冷やしたり温めたり、コルセットをつけたりしてますが、8割り以上は「とりあえず」な処理のようです。

日本では医師というのは、社会的地位が高く政治的な力も大きいですから、「わからない」と言えない立場なのかもしれません。たったひとつの身体を預ける以上、患者さん側も慎重に治療方法を考えるべきだと思います。

賛否両論ありそうですが、非常に参考になるテレビ番組でした。

松本整体操法室HP
| - | 12:23 | - | - |
秋の準備
汗の内攻がはじまる季節になりました。
毎年コラムに書いていますが、夏から秋への切り替わりの時期は、身体の内部でも大きな変動が起きています。

汗をかく機会が減る。これは非常に大きな変化です。
本来は汗として排泄すべきはずだった水分が、最初に腎臓にまわされ尿になりますが、それでも処理が間に合わない分が胃酸になります。

私もようやく食欲が出てきましたが、汗をかかなくなった分、胃酸が増えているということでしょう。
季節に沿った身体の変化ですから、それはそれで構わないのですが、やはり食べすぎは身体に過剰エネルギーとして蓄積され、自家中毒の元になります。

食欲の秋という言葉以外にも、読書の秋、運動の秋…と人によって色々な秋があるようですが、読書で頭を使ったり、運動で一汗流したりするのは、食べすぎて溜まったエネルギーを発散するには、いいのかもしれませんね。

頭を使ってカロリーを消耗するのか?と思う方もいるかもしれませんが、実は脳のエネルギー消費量はかなりのものなのです。なぜなら、身体全体での消費カロリーのうち、約二割を脳が消耗しているのです。

秋の夜長に、インドア派の方は、読書で大いに頭を使ってみてはいかがですか。

松本整体操法室HP
| - | 23:56 | - | - |
夏の処置
過酷な夏が終わり、涼しい風が吹くようになってきました。
夏の暑さによる疲労が蓄積している人は、そろそろ症状が出てくる頃です。

夏場の最高気温が今より何度も低かった数十年前は、クーラー無しでも問題無かったのですが、さすがに現代では空調設備は必須になってきました。
今年も、気温が人間の平均体温(36.5℃)以上の日が何日もありましたね。

日本は湿度も高いため、夏場の気温の高い日は、風呂場で生活しているようなものです。こうなると、暑さから身を守るために、身体は筋肉をたえず緊張させていなければなりません。

エアコンで温度を整えて眠り、硬直をまめにリセットできていれば問題無いのですが、それが上手くできなかった人は、秋の涼しい風と共に、筋肉がゆるみ今までの負担が一気に噴き出すことがあります。

以前のコラムにも書きましたが、私自身も昨年の今ごろは夏のツケが首にきました。ふいに首が張る、肩が痛む、頭痛がひどい…などの肩から上の症状。

蒸しタオルを数回使うことで、たいていは経過できるのですが、痛みが出てからあわてて処置をするよりも、疲労を蓄積させないゆるんだ身体と、不調から短期間で回復できる体力を、育みたいものです。

操法もそうですが、日々の整体体操の積み重ねによって、復元力のある身体を造ることができます。僅か1、2分で終わる整体体操ですが、侮れないのです。

松本整体操法室HP
| - | 20:12 | - | - |
腰椎・腰の曲線
腰というものについて、「腰・バネのある身体」の補足をしておきます。
人間の背骨を横から見ると、ゆるやかにS字状に曲線を描いています。これらが描く曲線には、人間が二本足で直立歩行するための、なくてはならない力学的な意味があります。

人間は直立しているがゆえに、頭頂部から足の裏に向かっての重力を受けながら、生活をしています。

この場合、もし背骨の椎骨がまっすぐ上下に配列していた場合、身体の動きや負荷による衝撃が(参照)、ダイレクトに椎骨や椎間にかかってしまいます。

その点、背骨がアーチ状に配列していれば、歩行時のショックや荷物を持ったときの負荷など、身体にかかるエネルギーを背骨の「たわみ」で吸収できるのです。

胸椎も頚椎も、同じ理由から曲線を描いています。
ただ、日本人は、このアーチがゆるく、逆に黒人はこの反りが大きいため、腰高でヒップアップしています。

この腰の反り具合(バネ)が、運動能力や体力にも直結してきますので、オリンピックの陸上競技等で、黒人選手が上位を独占してしまうのも、当然のことなのです。

日本人は、黒人のような強靭な背骨を持ち合わせてはいませんが、それでも操法や体操を続けることによって、その人なりに背骨を鍛えてゆくことが出来ます。しっかりヒップアップした体力ある身体を、私たちは目指しています。

松本整体操法室HP
| - | 18:34 | - | - |
腰椎・椎骨の働き
今まで、いろいろと腰のお話しをしてきましたが、少し整理をしてみます。
五つの椎骨には、それぞれが司る働きがあります。(参照)

腰椎1番
頭、神経系。ストレスの影響を受けやすい。
朝、起きる時の腰の痛み。

腰椎2番
消化器系。主に胃の問題。
身体を左右に倒す動きの痛み。

腰椎3番
腎臓系。汗との関連。
起き上がれないほどの激しい腰痛。ねじる動き。

腰椎4番
生殖器系。生理痛。
左右に身体を倒す動きの痛み。

腰椎5番
泌尿器系。膀胱。
物を持ち上げようとする時の痛み。

おおまかに、以上のようになりますが、動きという意味では、1、5番が前後に倒したり起こしたりする動き。2、4番が左右の側屈の動き。3番が捻じれの動きという事になります。

力学的に、1、3、5番の腰椎は関連が深く、ストレスから1番に負担がかかり、そこから3番に影響が出て激しいぎっくり腰になるとか、頭の緊張から5番に影響が出て、膀胱に負担がかかりトイレの回数が増える、などもあります。

体の中では立体的に相関関係が働いており、これは体を丁寧に読んでいくことで解明されます。この「なぜそうなったか?」ということを追求するのが、整体の考え方なのです。

松本整体操法室HP
| - | 18:12 | - | - |
| 1/20PAGES | >>